日本一周54日目〜遍路自転車の試練〜
2017.2.28
今日で2月も終わりかぁ、早く春が来ないかなぁと思っているバンです
今日は朝の7時に起床。最近は7時に目が醒めることが多くなり、体内時計はしっかり調整されてるようでなによりといったところ。
今日参拝する第65番札所まではけっこう距離があるので、7時半頃に出発。
香川県に向け漕いでいきます。大きな国道に沿って最初は漕いでいたんですが、こういう大きな国道には必ず国道に沿うように小さい道が通っていますのでその道を探しながらゆっくり漕いでいきます。
讃岐街道という道がいわゆる国道沿いの小さな道であることが今回は多くのんびりとした田舎道。今日は快晴でもあるので気持ちのいいサイクリングです。
快晴!四国の山々も綺麗に見えます。
でっかい国道沿いから逸れる道。
田舎道。クルマも少ないし快適そのもの!
なんやかんやボーッと漕ぎ続けていくとでつかい街に差し掛かり65番札所周辺まで来ました。
道もややこしく何処から行くのかもわからないので道中の人に聞いてまわります。
昨日銭湯でおっちゃんと話してて言われたんですが
「同年代の奴らとかが、にいちゃんのこと白い目で見てくんのはきっついやろう?」
なかなかに的を得た言葉。正直恥ずかしくはないですけどまぁ胸にきますね…俺なにやってんだって毎回思います。
関係ない話は置いといて、教えられた通り行くと看板が出てきました。
なんや4キロか、近いな! が最初の感想
近くのサークルKで
「あの4キロの道ってどういう道ですか?」と聞くと
「ずーっと登りです、それもけっこう急な(ニッコリ)」
「まじっすか(ニッコリ)」
ということで覚悟を決めていざ入山!
最初はそんなにキツくない感じ
キコキコ漕いでいるとすぐに残り1.5キロの看板が。なーんだ余裕やん、そう思って先に進んでいきます。
途中の景色、晴れなので本当に綺麗
残り1.5キロの看板からほんの少し先に進むと急激に坂がキツくなります。
自転車重すぎ…
これまでに経験した坂の中でも極めてキツい坂、ましてや昨日の横峰さんのダメージはまだ足にきているので止まりながら本当に少しずつ登ること30分。ようやく
到着!第65番札所三角寺
なんとも言えない達成感と疲労で立つことすらままなりませんでした。これまたキツめの階段を上ると
昨日と同じかく立派な山門
中はかなり広め。また一つ一つの建物も威厳に満ち溢れており厳かです
本堂、なんでも京都金閣寺と同じ作りだそう
大師堂、ガッチリした面構え
参拝も無事に終えた頃には四時になっていたため、65番で今日は終わり。
住職に道の駅情報を聞いたため向かおうとしていると気さくなお姉さんとしっかりしたお兄さんが話しかけてくれました。なんでも高松出身で高松のメロンパンで美味しいところがあるため高松に寄った時は連絡してほしいとのこと。ありがたい!是非とも連絡させてもらいます
坂を下り道の駅に到着。今日の夜飯はミートボールと卵豆腐
やっぱり美味い
明日は70番まで参拝予定。満天の星空の下、テントを張って今日は就寝、おやすみなさい
日本一周53日目〜難所越え〜
2017.2.27
今日は写真多めで書いていきます。遍路道を臨場感たっぷりでお楽しみください
朝7時に起床しお湯を沸かしてラーメンを食べる。メロンパン食べたい。
昨日の情報によれば香園寺奥の院より奥に横峰寺への道があるはずなので、8時に出発。
メロンパン食べたい
道中のおじさんによれば自転車は奥の院に置いてここからは歩いて行ったほうがいい、とのことなので自転車を置き歩きで登り始めます。
出発!!難所横峰寺への挑戦が始まった。
20分ほどは塗装路を歩けたのですが
塗装路とは言ってもこの道はめったに車は通らないようで荒れ気味。
すぐに山道に差し掛かりました。
横峰寺方面とだけ書かれた看板
杖はもったいなかったのでありがたく貸してもらいました。南無大師遍路金剛
とにかく登っていきます
序盤の道、序盤からけっこう急勾配で大変
30分ほどで草むらみたいな道に
草むら地帯を歩いていると左に逸れる道があり、恐る恐る行ってみるとそこは展望台。
街は晴れているようですが山は曇り、山も晴れていたら良かったのに
はるか遠くに来島海峡大橋が見えます。ついちょっと前まであそこを漕いでいたのに早いもんです。
ここらへんから少し坂も落ち着いてきて平坦な道も増えます。
まだまだ先は長い
下りもちょろちょろ出てきた
たまに晴れ間がさすとものすごく幻想的な道になる。日本の森!って感じですよね
さらに登っていくこと40分あまり、するとそれまで木々に囲まれていた道が一瞬開きました。
開けたところから見えた景色。もうかなり高いところにいることがわかる
開くのはいいけど、ちょっと怖い笑
ここら辺から徐々にアップダウンが厳しくなり砂利や木々の根が無造作になってくる
デコボコも多く、坂もキツめのため杖なしじゃかなりきついと思う。
残り3キロ!!
ここらへんから遍路道も本気を出してきて、ちょっとやそっとじゃ登れない道が出てくる。
坂もかなりキツめ、足場もそうとう悪く、なかなか登れない。
こんな道を40分近く登るとようやく
残り2キロ切ったぞ!
この残り2キロから先は急激に登りがきつくなり、登っていくに従ってどんどん気温が下がっていき手の冷えが半端ではなくなってきました。残り2キロの道をとにかく登り続けると
久しぶりの塗装路!
一応この塗装路は車が登ってくる道なので少しは綺麗。しかしとにかく寒い!
残り100メートル!そして…
到着!!第60番札所横峰寺!
この横峰寺は標高700メートルに位置するためもんのすごく寒く、気温は3度。ここまで登ってきたこともあり手が痛むほど冷え、ろうそくに火をつけることすらままなりませんでした。
まだ雪残ってました。どうりで寒いわけよ
納経場に行き、御朱印をもらっていると
「弁当などあればどうぞそちらで」
「いえ、持ってきていないんです」
「いくら若いとはいえ、それは危険です。山に登るときはちゃんと軽食を持ってきてくださいね」そういうと生姜湯と栗饅頭を出してくれました。南無大師遍路金剛
あったかすぎ
御朱印ももらったので走って山を降りました。
結局、横峰寺参拝にかかった時間はおよそ五時間!足もフラッフラで香園寺奥の院に戻ってきました。奥の院のさらに奥には白瀧という神聖な滝が…本当に綺麗でした。
滝行などをするそうです
横峰寺という難所を乗り越えたためか、とにかくフラフラ、しかし近場の札所は回りきりたかったので先に進みます。
疲れてたためか62番札所宝寿寺は撮り忘れました。すいまっせん笑
63番札所吉祥寺、唯一の毘沙門天を本尊とする寺。62番と同じく普通に国道を少し逸れたところにある
吉祥寺から3キロほど漕ぐと本日最後の札所に到着。
立派な山門!
大師堂も立派
本堂も立派な64番札所前神寺
札所から少し行ったところに温泉があると住職に聞き、直行。昔ながらの銭湯って感じで疲れが飛びました。最高!
サウナにいた刺青のおっちゃんからスーパーの場所を聞き、夕食を買いにスーパーへ。肉コーナーの前にいたおばあちゃんに砂肝の調理法について尋ねていると、
「お兄ちゃん、お遍路さんかい?大変やなぁ」
「いやぁ、本当楽しいですよ」
「今日のご飯まだ決まってないんやろ?ほなこれはお接待や、食べてくれ」
と寿司を二パック、みかんを5個くれました。さすがに悪い…なんどもなにかお手伝いできないかと尋ねましたが、ええんやええんやとだけ仰ってくださりありがたく頂戴しました。
本当に美味しかった。おばあちゃんありがとう南無大師遍路金剛
今日は駐輪場で寝ます。おやすみなさい。
日本一周52日目〜出発〜
今日は朝8時に起床し、昨日買っておいた材料で今治名物の焼豚玉子飯を真似たハンバーグ卵飯を作って食べた。
塩コショウがかなり効いてて美味い!!!
出発の準備をし、10時ごろ出発。2日間お世話になったシクロの家…離れるのが寂しすぎて旅立ちたくなかったが、これも修行!別れの写真を撮ってもらい、出発した。八十八ケ所回ったら、帰ってくる!そん時にはまた一つ成長してるに違いない…待ってろシクロの家!
シクロの家を出てから20分くらいで
第57番札所永福寺
永福寺に到着。写真の通り穏やかな田舎道の途中にあるお寺。
お遍路さんは絶対いる。
永福寺を出ると、途中よちよち歩いてるおばあちゃんがいらっしゃったので挨拶して通りすぎ、次の札所への道について考えていると、
遠くから
「おにいちゃーーーん!!!そこの角を左や左!!!そしたらずっとまっすぐ行くだけやから!!!!」
もんのすごいでっかい声でさっきのおばあちゃんが教えてくれました。四国のおばあちゃん元気すぎやで笑
言われた通り進むんでいくと
ちなみにこんな道、車もいないし快適。
遍路休憩所を発見。今日は気温も高く、そこで少し着替えさせてもらった。
まだあんまり見つけてないけどこんなのが各地にあるそう。助かるわぁ
この休憩所の右に曲がるとスピンカーブと坂がお出迎え、この坂けっこう長くてスピンカーブも連続して続くので息切れが止まらない。
ゼェゼェヒューヒュー言いながら登っていると、歩きのお遍路さんやら車の人が
「もうちょい!頑張れ!」 と声をかけてくれます。ありがとうござい…ます…ゼェゼェと言いながら登り続けると
立派な山門!
山門に到着。ここからは山門の奥にある登山道を十分ほど登ります。
こんな感じ。なかなか急やけど神秘的で素晴らしい
登りきるとようやく
第58番札所仙遊寺
仙遊寺が見えてきます。これはなかなか達成感あったな、納経ついでに笠を購入。山道を降りていくのは怖かったので(俺実は高所恐怖症)
車道を降りて自転車に乗り次の札所へ。
編笠をハンドル部分に組み込むことで風を防ぐ。いつも手が冷たくなるので素晴らしいアイデア。
内側には山谷袋を設置して完成!遍路カスタム!
仙遊寺を出発してからの道はアップダウンの繰り返し。でも、山陽とかで走った国道に比べたらこっちの道のほうがずっと早く進む。
街中に降りてしばらく漕いでいると、車が前に止まり
「にいちゃんご苦労さん!これでジュースでも飲んでくれ!」と200円渡してくれました。ありがとうおっちゃん。ありがたくアクエリアス買うたで!
四国の人は親切やなぁ
そうこうすると
第59番札所国分寺
国分寺に到着。国分寺は入り組んだ道の中にあり、軽く迷ってしまう人もいそう。
この国分寺から次の60番代はけっこう距離があり、一時間半ほど漕ぎます。
四国だからなのか今治周辺だからなのかはわかりませんがとにかくサイクリングロードが多くしかもちゃんと整備されています。本当にありがたい。
左がサイクリングロード。右は危ないので助かる。
60番代に入った時にはもう3時を超えていたので、60番は明日にして61番へ
61番札所香園寺
このお寺さん、一目ではお寺かどうかわからず何度も道を確かめました。
本堂はこのドーム?の中にあり階段を登ると
なんやこれ…と思わず呟いてしまう
写真のような入り口が入ってみると、大きな大日如来と不動明王、弘法大師が…あまりの雰囲気に緊張しました。御本尊を写真に収めるのは失礼なので撮ってません。
61番を終え、野宿場所を探します。リサーチ情報から奥の院の方に登っていくと、リサーチ情報とは関係ないんですがダムのほとりに綺麗な広場が。
トイレもあるし水道もある、最高!
この場所に決定し、夜ご飯は油揚げを茹で、ポン酢と牛丼のタレをかけてご飯と一緒に食べました。これマジでオススメ。安いし、けっこう美味いよ。ご飯との相性は本当にいい。
お値段100円以下!
明日は遍路最大の難所60番へ…やってやるぜ!
日本一周51日目〜遍路装備〜
朝七時に起床。いやぁベッドというものはかくも良いものか…と感動しました。
朝ごはんは今治駅内のパン屋でメロンパンとクリームパンダちゃんを購入。メロンパンってコンビニから来ると急に美味くなる
このクリームパンダを食べるときは胸が痛かった
とにかく遍路装備を何も持っていないため、まずは装備を整えるべく第54番延命寺へ。
写ってますが、こんな感じでけっこうお遍路さんがいます。
延命寺には装備が売っており売店のおばちゃんと相談し、三谷袋とろうそく、選考、御姿帳、白衣(びゃくえ)を購入。実はこの延命寺に以前きたチャリダーが三谷袋を誰かに受け継いで欲しいと残していったらしくかなり探してくれましたが残念ながら紛失したとのこと。残念ですが、仕方ないですね
これから苦楽を共にする装備…終わったら茶色になるかもw
ちなみにこの時全ての装備を外して走っていたんですが、本当に快調そのもの、なんとも軽く[これなら楽に遍路できるだろうに…]と思いました。残念ながら旅はそんな楽なもんじゃあありません!
その後イオンモールにてガス管を買い、第56番泰山時へ。
普通に住宅街の中にあるのどかな札所
初めて、慣例通りろうそくに火をつけ、線香を奉納し御経を読み、納経帳に御朱印を頂くという一連の流れをしっかりこなしました。御経を読んでるときは不思議と心が休まります。
卵は半熟、下はチャーシューが敷き詰められていて味は甘辛のタレ。まかないからできたそうですが、卵好きにはもうたまらない料理です。
昼ごはんを食べた後はシクロの家でゆっくりとした時間を過ごしました。久しぶりにじっくりとギターを弾けて満足。
これから順周りで57番からずーっと遍路な訳ですが、俺は一つの誓いを立てます。それは
「ここシクロの家に帰って来るまでは絶対にゲストハウスには泊まらないし、ホテルにも泊まらない。ここからは完全野宿!」です。
88の煩悩を捨てるべく明日から修行開始!!
日本一周三日目
北海道一周日記
2日目の夜
日記を書いていると、地元の高校生らしき集団が近くの席に座っていた。しばらくするとこっちをみて笑い出した。三重とか小樽でこんなことされた時はすごいイラついたものだけど、不思議なことにあまりイラつかなかった。旅は2日で人を成長させる。テントを設営すると、喫煙所の近くだったため祭りを抜け休憩しに来る人がたくさんいた。出会った人には必ず挨拶が今回の目標でもあったから、挨拶していたら1人の陽気なおじさんがどこから来たのか、何日目か?三日目です、などと月並みな質問をしてから、今日のご飯について聞いてきた。
「カップラーメンですかね、安いんですよ。」
「屋台の食べ物を食べないのかい?」「高いんです。とても出せません。」
「へぇ、じゃあこれで買ってきなよ。」と、千円を渡してくれた。ありがたく本当にありがたくそのお金で豚串と鳥串を買わせてもらった。その他にも様々な人が話しかけてくれて寿都町は本当にいいところです。皆さんも是非
3日目
朝4時半に起床。慣れてきたので5時半頃に寿都を発つ。2日目にも書いたが朝のサイクリングは本当に最高で最高で、気持ちのいいものだった。途中弁慶岬に立ち寄り銅像を見たが寿都の方を向いて立っている。昨日の祭りでも義経公の歌や弁慶の仮装などがあったところを見ると関連が深そうだ。
弁慶岬を発つと大小様々な坂がお出迎え、朝からかなり辛かったが、その代わりにとんでもない下りがあったりテンションが上がって楽しかった。
こういう坂は本当に楽しい、危険ももちろんあるがね
とにかく朝は進みまくったのだが、水が無かった。朝道の駅で補充しようと考えていたが途中にあるだろうなんて考えていたら本当に30キロ40キロ水を補給できる場所がない、しかも朝の峠で喉はカラカラ。そんな状態で漕いでいると海辺に水飲み場を発見!ここぞとばかりに行ってみるが2分100円ということで…断念しようと思っていると、イカツイ男性から声をかけられ水を飲ませてくれました。
少し行くと、セイコーマートで1人の男性に会いました。聞くと、神奈川から来ているとのこと。北海道が大好きでよくバイクで回るらしいんです。僕も北海道が大好きなので、よく話していたら銀マットをくれました。おかげで今日の夜は快適な夜が過ごせます!ありがとうございました。
そこから長い長い距離を漕いでいると、神恵内のアーチ状のトンネルの中でタイヤの調子がおかしいことに気づきます。やばいと思ったら案の定パンクでした。パンク修理に関しては函館で考えようと思っていただけにかなりの痛手、幸いにもせこなに自転車屋があったため連絡し出張してもらうことに。
パンクした場所、こんなところでパンクしたのでパニックになりました
ということで神恵内からせこなまでの60キロを車でワープ。せこなにてパンクについての知識やキットをもらいました、総額1万円ほどまぁまぁ安いかな?昼ごはんは奮発してラーメンを食べ、出発。峠を30分ほどかけて登りました。峠というのは登りは本当に辛いんです。が!下りは遊園地のジェットコースターの2倍は楽しいです。叫び声を上げながら50キロで下る…至上の体験や!
峠を越え町に降り立ってしばらくすると温泉の看板が見えたため入浴。日焼けが痛すぎて20秒とつかっていられませんでした、そろそろ宿探しを始めなければ…そう思い地元の方や職員の方に話を聞くと、30キロ先の道の駅がいいとのこと明日は雨なのでとにかく屋根のあるところで寝る必要があったので直行。途中祭りが行われていたのですが、祭りの人が全員で応援してくださったのでまるでパレード気分正に最高の気分です。進んでいくと珍しくチャリダーに出会いました、ライダーサインを掲げ隣を通過するとまさかの女性。真っ黒に焼けていて荷物を多く持ったその姿と笑顔はとても綺麗に見えました。化粧だけじゃなく、やっぱり中身で見た目って変わると思います。
様々な坂を越え、途中の湧き水を飲み、道の駅に到着。
こういう水って本当にうまい。水に味なんかねーよなんて人は一回旅をすべき
テント1つ張れるか張れないかのスペース(トイレの前)に無理やり張り寝ることにしました。
ここ結構あったかいんです、え?汚い?テント張ったらもう家ですよ気にならん
この道の駅名前がルート229元和台という面白い名前でオーシャンビューで知られているだけあってとても綺麗な夜景を見ることができました。
もうこれは覚えてますね、夜景の中でも相当綺麗な部類
夜景を見ながらバーナーに火をつけカップラーメンを食べました。綺麗で美味しい。夜になって洗濯をしてから寝ようかなぁなんて思っていると話しかけられたのですが、その人達は関西人でした。ただでさえ関西人に植えていた私は意気投合。カップヌードルを山ほど頂き、一緒に食べました。様々な話をさせていただき本当に楽しかったです!ありがとうございます。関西人最高!
ところで、今日は終戦の日です。
新聞やLineニュースでも終戦記念日よりもSMAPやらオリンピックの話が多いです。オリンピックはわかりますが、SMAPの話を一面に取り上げるくらいなら終戦記念日を一面に取り上げて欲しいものです。終戦71年目今年19歳ということで、そろそろ戦争の歴史について深く考える年齢だなと考えました。
今日はこれぐらいにして明日は函館に着きます。小樽から300キロほど…3日でこれなら上出来!おやすみなさい(アブの羽音がすごい…函館で耳栓買う)5番目の写真は熊石。親子でじゃれあう熊に見えますなぁ
余話
不思議なもんでもう半年は前なのに日記を見ると頭の中でムービー再生されますね。
この日にもらった銀マットは今でも現役バリバリ活躍中
この日にあった女性は俺の中で旅する女は美しい哲学を作り上げた人ですw
日本一周二日目
初日夜
昨日就寝しようとすると、テントの外から音がしてきました。テントの外に出てみると、同じチャリダーの人が…旅に出て初めて人と話しました。その人は神奈川の大学二年生。旅好きで既に北海道縦断、本州縦断を終わらせているとのこと。旅についていろいろ聞きながら一緒にご飯を食べました。残念ながら私は函館周り、彼は札幌周りということで朝に分かれました。同じ地を回っていれば会うことになると思います。楽しみ
2日目
朝4時半に目が覚め、6時半に出発。
朝の北海道の道は最高で、車一台通っていません。
いやぁ、本当北海道の道はこんな感じで広いし車も走っていないんです
トンネルの中は自分の自転車の音しか聞こえない…ロマンチック。車がトンネルに入ってくるのがすぐにわかるほどです。
一気に距離を稼ぎ神恵内村の道の駅へ、朝から250円のソフトクリームを…美味い!この時点で9時になっており、慌てて自転車に乗り南へ。しばらくは峠も無く、平坦な道が続きました。様々なトンネルを通り抜けるたびに絶景が目に入ります。
広大!!
積丹ブルーと呼ばれる海は沖縄よりも美しいと思います。しかし、やはり自転車旅は楽ではありません、歩道がないトンネルが連続で10キロほど続き、怖くて怖くて話すこともできませんでした。岩内に着く頃には精神的に限界が近づいていて、コンビニを見た時にはものすごく安心しました。コンビニで昼ごはんとカップラーメンを買いもう一度漕ぎ出します。トンネルが終わったと思うと吹き荒れる向かい風に遭遇。朝はあんなにも速度がでた自転車も漕いでも漕いでもまったく進みません、イライラ、疲れ、暑さで嫌になっているところに先輩から音楽を聴くことを提案されました。すぐさま千円のイヤホンを買い、音楽を聴いてみるともう一度頑張れる気がしてきました。とんでもない向かい風だなぁと思っていると、風力発電を発見。通りで風が強いわけです。気力だけで漕ぎ、どうにか寿都町にたどり着くことができました。今日は100キロほど漕いだんですが、寿都の眺めでそれを実感しました、積丹がうっすらと見えて北海道の輪郭がわかります…見惚れますね。
この景色が初めての絶景でしたね、すごい感動したのを覚えています
寿都町では今日ビアガーデンの盆踊り祭りが開かれていて、寿都の珍しい文化も堪能できて、本当に満足です。道の駅の自販機近くで今日は睡眠です。また明日
余話
初めての野宿を終え、いよいよ始まるぞぉ!!と意気込んでいた頃ですね。まぁしかし旅は思ったよりも苦しいものだとわかった日でした。
1日目の夜会った旅人の方には今でも影響受けてますw
日本一周50日目〜四国上陸、そして初納経〜
ついに50日達成!なんだかんだ長かったなぁ…と勝手に振り返っています。
2017.2.24
かなりひんやりした朝となった御三島。
もぞもぞと動きだし、朝7時ごろに起床。伯方の塩工場は9時からだったので時間にも余裕があるので昨日の大山祇神社へふらっと行ってみると、さすが伊勢神宮の朝も凄いですが大山祇神社もなかなかの凄さです
美しい…
朝一番参拝し、メロンパンとみたらし団子を買って朝ごはんとしました。
天気も良かったのでテントと寝袋を天日干し
9時ごろに出発し伯方の塩工場に。伯方の塩工場は見学無料で感じのいいおばさんが受け付けで伯方の塩をプレゼントされた。
全部で3種類。いろんなことに使えそう
伯方の塩工場は工場内を見渡せる通路の壁に塩について詳しく説明された案内板があるというシンプルなものではありましたが、工場のスケールがデカイため結構面白いです
トイレにはこんなことまで…もちろんやらせていただきました
伯方の塩工場の隣の風呂で汗を流し(旅の中で間違いなく一番気持ちいい時間)、御三島をぐるっと回る外周コースへ。
かなりの絶景ロード
この道は結構な坂、車がほとんど通らない道、開ければ絶景という北海道の道に似たロードで比較的楽しめ。山陽の道路に比べたら漕ぎやすいし面白い。
御三島の外周コースを抜け、3番目の橋へ
第三の橋、御三島大橋
この橋は比較的短めではありますが、唯一のアーチ型。
伯方島の道の駅では伯方の塩ラーメンや塩ソフトや、塩押しのご飯がたくさんありせっかくなので食べてみましたが…まぁ普通ですね、すいません違いが分かられる方がいたら本当申し訳ないです。
続いて
第四の橋、伯方島大橋
この橋を渡るときくらいから晴れ始め、瀬戸内海の美しい海がはっきりと見え始めました。
小さいですが渦潮も見れました。
そしていよいよしまなみ海道も大詰め、力を振り絞って最長最大の橋来島海峡大橋へ
写真では伝えられたいど迫力
この橋は最後にして最高の景色を俺に見せてくれました。絶景度、快走度、天空度においても並外れているし、ここに至るまでの記憶が思い出されてきて涙が出ました。
見れば見るほどすんばらすぃ!!
この長い長い道を抜けるとようやく四国。上陸し、しばらく漕ぐとコンビニがあったので情報収集も兼ねて休憩。するとおばちゃんが
「ほーすごいな日本一周かい、やるなぁ」
「いやーようやく四国ですよ^^」
「せや、これタオルじゃけんの、いらんか?今治はタオルが有名じゃけん」
タオルを4枚ほど頂き、ついでに四国お遍路に関する情報をもらい一番近い55番霊場南光坊へ。
ここのお坊さんにお遍路の道具や作法について教えていただき明日からお遍路が始まることとなりました。
この時すでに5時を回っていたので、今日宿泊予定のゲストハウスシクロの家へ。岡山にいた時スタッフの方に話しかけていただき、行くと決めていました。
たくさんの人と話しながら、地元のスーパーで買った食材で料理をして今日は寝ます
安スギィ!!!