日本一周59日目〜結願の人達〜
今朝は寒く、5時半ごろ目が醒める。こうなると寒いけど寝袋に体を包むくらいしかないので日が昇るまで耐えるしかない。6時半ごろ鳥が鳴き始めたのでそれに合わせて起床。朝ごはんにラーメンを食べ七時半ごろ出発。
テントをちょっとでも乾かしておく
出発の少し前志度寺辺りから度々顔を合わせる老婦人方と再会した。1人は4年半かけた遍路が今日で終わるそう、女体山を超える遍路道を通ると朝から元気だった。
緩めのアップが続くタイプの坂を延々と漕ぎ続けること2時間、ついに88番結願の地に到着する
まだ朝のため綺麗で静かな道
第88番大窪寺
ここで終わりではないわけだが、さすがは最後の札所。それだけの雰囲気を感じられた
立派すぎる仁王門、いらっしゃる仁王も立派だ
大師堂、最後を飾るだけあり内装も凄い
大師堂の隣には長い間共に旅してきた杖たちが奉納されてあった。
本堂。並々ならぬ雰囲気…最後に来たかったのは言うまでもない
納経を終え今朝方のおばあちゃん達を待ったがこられないため、先に徳島へ向かうことにした。女体山越えのルートは危険かつ大変らしく無事を祈って先に進んだ
打ち込みうどん。味噌汁の中にうどんが入ってる感じ。こらぁ美味い!
徳島への道はひたすら峠を下る道で下手したら容易に60キロを超えてしまう。坂下りはひたすらブレーキを握り続ける
スピードが出てる時のカーブの怖さったらもう言うまでもなく恐怖
徳島へ下り、第9番への道を探してさまよい、人に聞いて見るとそこは手作りおもちゃ工房。人のよさそうなおじいさんが趣味でやっていはり、NHKの取材が来ていた。いろいろと話をした後に
「俺杖を持っていないんです、もしよろしければ杖をこしらえてくれませんか?」
「杖なぁ…それやったらこれをあげる」
後で調べてわかったのだがこの杖は水戸黄門が使っていた種類と同じで亀甲竹という竹を使った杖。凄いものをもらった…大切に使おう
そこからはとにかく急いで一番に向かった
第10番切幡寺
全333段の階段を登る
境内。山岳寺院らしく狭めだ
本堂。
大師堂。ここの納経場の人はなんと92歳のおばあちゃん!信じられないがしっかりした筆跡だった
この多宝塔は秀頼の命により作られたものだそう
第9番法輪寺。さすが日曜だけあって人も多い
本堂
大師堂。本当法輪寺には悪いけどまったく覚えていない笑
奥行きのある境内駐車場も広めで人も多い
中門への道は綺麗だ。本堂と大師堂とりわすれちった
第7番十楽寺。特徴的な山門
の割には境内は普通。最初らへんだけあり普通な境内が多い
本堂と大師堂。日曜は特に熱心な参拝者もいらっしゃり本気のお経が聞けて勉強になる
第6番安楽寺。
境内は広めで所々に美しさが垣間見える
納経場と本堂が一緒のタイプ。彩色豊かで美しい。
反対に大師堂は派手さを抑えた作り
第5番地蔵寺
本尊は地蔵菩薩と珍しい。
地蔵寺を巡った頃に時間が来てしまったので今日は近くの遍路さんの小屋にて寝ることにした。たまたま一緒になった職業が仏師の人とたくさんの話をして久しぶりに楽しい夜となった。
「君はさ、どうも変わっているけど、でも大丈夫。そのまま伸びていきなよ、君が思う通りに生きていけば大丈夫だよ。」