日本一周67日目〜お不動さん〜
昨日はさすが布団だけあってよく眠れました。が、それが体の疲労を呼び起こしたようで足はバキバキ…とりあえずゆっくりと準備をしつつ朝ごはんにインスタントラーメンをもらい八時半ごろに出発。
今日は四国に入って初めての雨、雨のせいなのか足のせいなのか自転車の進みも悪く全体的に大変でした
最初の方はサイクリングロードが整備されていてまだ走りやすかった
サイクリングロードを抜け、町中に少し入ったところにボコっと盛り上がった場所がありそこを自転車で登ると
第28番大日寺、これまた屋敷のような本堂。月曜なのに団体客がたくさんいらっしゃいました
ここも階段があったり登りがあったりで朝から足がパンパン。しかも雨でなんだかイライラしてきて嫌になってきたので気持ちを切り替えにコンビニへ
こういう時はいつもと全然違ったものを買うと気持ちが切り替わるので
飲んだことない炭酸とチョコとかクリームとか甘いもの
こんなにコンビニでは買いませんよ、この特別感が俺の気持ちを完ぺきに切り替えさせ次の札所への力となります。実際この後しばらくはかなり漕ぎやすくなりました。
コンビニから7キロほどで29番に到着
29番札所国分寺、晴れの時と印象が変わりますね
団体さんが2組重なったようです。とにかく屋根が特徴的な寺でした
国分寺の住職に道について聞き次の札所を目指しますが道中もチラホラアップダウンがあり最後は軽い峠が待ち構えていました
全然穏やかじゃないよ住職
なんとか峠を越え到着
第30番札所善楽寺、十一面観世音菩薩が特徴
右側の本堂は大きくて屋敷のようですが左側の大師堂はかなりこじんまりした感じ
善楽寺の隣には神社がありました。雨の日の神社はとても神聖な雰囲気になります
長曾我部元親が再建したという土佐神社
途中にある食堂で飯を済ませ次の札所へ
31番はまたも山というか峠の上にあり、緩やかな登りの終わりにあります
第31番竹林寺
両側には苔が生えており境内はとても素敵な庭園のようです
大きな五重塔
本堂は重要文化財。とても荘厳な印象
竹林寺を終えた頃にはすでに四時となっておりましたが今日は33番で寝ようと思っていたのでバキバキの足に鞭打ってさらに進みます。
すると32番はまたも峠の上…時間もなく切羽詰まっており焦りと疲れでだんだんムカついてきて叫びながら坂を登りガクガクの足で境内に入ると
すごい雰囲気の不動明王
不動明王がいらっしゃいました。この四国遍路では不思議とお不動さんに縁があり、辛い思いをしてきたりこうやって焦りながら来ると不動明王がいらっしゃることが多いです。
もしかしたら不動明王が見守ってくれているのかもしれない…そう思いました
ところでここ第32番禅師峰寺は岩場と同化した不思議な雰囲気のお寺。ぜひ行ってみてください
32番の納経場で渡し船の時間を再度確認してみると意外に大丈夫そうで安心。しばらく不動明王の前で祈っていました。
渡し船に乗り33番に着いた頃には6時を回っていたので33番の参拝は明日にして今日は通夜堂で寝ます
今日一緒に寝る方は昔登山をやっていた方でヒマラヤなどの山の話を聞けてすごく貴重な体験になりました、やっぱり旅の醍醐味はこういう一期一会ですね
「死ぬときにさ、あ〜こういうことあったよなぁ楽しかったな。って思いながら死にたいよね、そうじゃないと人生つまんないよ」