日本一周68日目〜春休み旅30日記念〜
今日で春休み開始から一ヶ月、旅開始から一ヶ月となりました、あと32日で100日です
起きたらすでに昨日の方は出発した後。聞けば歩き遍路の方は5時とか4時には出発するそうです。
起きてすぐ雪蹊寺を参拝し準備を始めます
今日は曇りですがまずは昨日行けなかった坂本龍馬記念館に向かいます
道中には長曾我部元親の銅像があり、立派なその姿を見て1人感心していました
ふーむ…眼力がすごい
坂本龍馬記念館への道は海沿いの道をまっすぐ走ったあと少し坂を登らなければなりません。朝から汗を流すのはもう慣れたもんですが昨日のおじさんは
「旅に出れば絶対健康になれるよね、だってさご飯も大したもの食べれないしずっと歩いたり漕いだりしてカロリーを消費し続けるんだからそらぁ健康になれるよね笑」
と仰っていましたが、なるほど納得でございます
坂本龍馬記念館への道
坂本龍馬記念館、手前の銅像はシェイクハンズ龍馬とか言って握手できます。もちろんやりましたとも
この坂本龍馬記念館には坂本龍馬ゆかりの展示物から坂本龍馬の人物像、坂本龍馬に関係する人についても詳細に説明されており坂本龍馬ファンにはたまらない場所です。開館30分で行ったのですがたくさんの方が熱心に展示物を見ておられました
坂本龍馬の写真って教科書で何回も見ましたがこの写真は初めて見ました。目つきが鋭い
龍馬暗殺現場の復元模型、たぶん血だらけだったんだろうな
実は僕はそんなに坂本龍馬ファンというわけでもないので存外強い感動は覚えず、ふーんくらいの気持ちでした。せっかく行くんだからちゃんと勉強しとけよって話ですがね
展望台からの景色、見おわった頃には雲がなくなり晴れに。
記念館を後にして一応桂浜に行きましたが銅像がある他はいたって普通の浜辺でした。そこを若い人たちが携帯で自撮りやらなんやらしていて人も多く微妙な気分で桂浜を後にしました
でもこの銅像は見たいよな
桂浜から34番まではそう遠くなく、のどかな農村を抜けていく道を走ります
高知っていいところですね…鳥の鳴き声と川のせせらぎしか音はないくらいのどかです
老後は高知に住みたいなと真剣に思っていると到着
第34番種間寺、のどかな農村の中なのでのどかです笑
種間寺を出て35番までの道は少し街になっており交通量も多め。少し道を外れるとすぐに農村に戻るあたりがすごい好きです
35番の手前でブレーキパッドの交換のために自転車屋に寄り店主と少し話しました
「35番までの道ってやっぱり坂ですよね〜」
「そらぁ、あんた自転車乗りじゃきぃ坂は好きやないとあかんちゅうもんやろ」
「いやぁ…坂はないに越したことはないと思いますよ」
「今から行くとこは自転車乗りなら燃えるとこやきぃ頑張れや」
まぁだいたいこんな感じの方言だったはず、とにかく自転車が好きな方なのか坂について熱弁を聞き近場の弁当を食べいざ35番へ
店主の言った通りかなりの登板
この山の中腹よりちょっと上あたりに屋根が見えました
逆にキツイことがわかっていると俄然面白くなってきて叫びながら登ってやりました、狭い道で車が一台通れるだけの幅なので車が来るたび止まらなければいけないため、さらに足にきます
ともかく登りきった時には足は痙攣していました
35番札所清瀧寺、薬師如来の中には入れる道があり真っ暗の中進んでいくと健康になれるそう
大師堂、この団体さんたちには褒めちぎられましたが実際キツイなんてもんじゃなく前輪がたまに浮くくらいの坂ですよ
登板の坂は下りの時には気持ちいいでしょう、なんて気楽なことを言う人がいますが、まったくの見当違いで登りがきつければきついほど下りは恐怖です。実際清瀧寺の下りではフルブレーキかけても止まらずさらにはヘアピンときたもんですから、もはや余裕なんてありません。一度曲がりきれず落ちそうになった時は本当に怖かったです。
曲がるたびに止まるしかないほど急な下り坂
清瀧寺から35番までの道は川沿いに進む普通の道。しかし、途中で山に向かって行き絶望
道が山に向かっている時は必ず峠があるので嫌です
しかし絶望していても話にならんので奮起し漕いで行ってみるとなんと!!
トンネル!!!!
トンネル…山をぶち抜く自転車の味方です。しかもまさかの下りトンネル、清瀧寺ほどの下りではなく一直線にそこそこの下りって感じ。叫びながら降りたから工事のおっちゃんとかにすごい目で見られました。ゆかいゆかい
ちなみに歩き遍路はこの奥の道から峠越えするのだそう、ご苦労様です
トンネル内。マジ最高
トンネルを抜けると橋が見えてきました
この橋を渡るとなんと温泉が見えてきて、さらには山だと思っていた寺も普通に平地にありました。しかも清瀧寺からずっと追い風で予定より30分近く早く到着。こいつぁやったぜ!と嬉しがっていると
仁王門には不動明王の字が
これは不動明王のご加護があったか…と感謝しましたが、最後に少し不動明王は試練を与えました
そびえ立つ本堂への階段、36番札所青龍寺
階段をひたすら登るとようやく
本堂。中を覗いてみると大師が彫ったといわれるなみきり不動明王がいらっしゃいました
本尊が不動明王だからなのか境内のいたるところに不動明王様がいらっしゃいました
階段の途中、おそらく滝行の場所
本堂を守るように並ぶ二体の不動明王像
不動明王に今日の旅の感謝を伝え、温泉に入りご飯を食べ今日は近場の公園で野宿。おやすみなさい
ロースカツはソースじゃなくだし汁に浸して食べる珍しい形式。すごい美味しかったのでぜひ真似したい