日本一周72日目〜新たなる目標〜
さ、寒い…この時期にもなって白い息はやめて欲しいです、はい。こういう寒い日はテントのポールが氷柱を触っているかのように冷たく畳むのが大変です、テントを畳みつつお湯を沸かしラーメンを朝ごはんに食べた。
道の駅を出るとすぐさま坂、朝から嫌だけどもうここまでくるとどうでもよくなってきます
多少のアップダウンを終えると宇和島市に到着。宇和島市に入りゆっくり漕いでいると
SL
普通にSLが公園に展示してありました。俺が小さい頃には多分見ているとはおもうんですが、覚えてないので初めて見た気分です
機関室、昔は大変だったんだろうな
宇和島を超えるとまーた坂になります、いわゆる山と山の間の渓谷をひたすらに漕いでいき、それを終えると平地に戻りようやく最初の札所が
41番札所龍光寺、階段の上にあるのは稲荷神社
階段の途中にまるで民家がお寺になりました!という具合で境内があります
龍光寺から3キロほどで
道の途中にある42番札所仏目寺
仁王門はここ最近じゃ1番のデカさ
境内は配置がそう感じさせるのか霊験豊かに感じます
納経を終えチャリの元へ戻ると草餅を売っているおじさんといろいろ話しました。
「こっから先は峠やな、それ超えたら43番」
「え…またぁ?もうクタクタよ」
「これ、お接待やでな。頑張り」
と草餅をくれました。草餅を食べていると仏目寺から出てきたご夫婦が話しかけてくださりました。旦那さんが話しやすい方でいろいろと話を引き出されてしまいました
「で?四国終わったらどうすんの?」
「そうですね、夏は東海道を歩こうと思ってます」
「ん、ええなぁそれやったらさ海外は行かないの?」
「いや、僕まだ日本ちゃんと見れてないので」
「関係ないよそんなの。若いうちに行っとかないと視野がどうしても狭くなっちゃうからね。行ったほうがいいよぉ〜」
「海外かぁ…なんかありますか?」
とこんな感じで話しているうちに色々新たな旅の行き先が決まりました
まずは東海道五十三次徒歩、熊野古道、奥の細道、そして海外はハワイ一周徒歩、スコットランド自転車一周
東海道はともかくその他はまだまだ計画途中ですがやれそうならやっときます
ふーむ、こう考えてみると世間は広いですな
というわけで仏目寺を出て峠に突入。
峠道。不気味なほど音がない
峠の途中でウイダーinゼリーをもらいました。こりゃ高級品ですよなかなか飲めんですたい、ありがたくいただきました
この峠七子に比べたらまぁたいしたことはなくスッと超えてしまいました。楽ではないけど
話の通り峠さえ越えればとりあえずは楽な道、43番の前だけはきつい坂こそあれど楽なものでした
そこまで山の中というわけではありませんが、山岳寺院っぽい
本堂には天井絵が。さすがにマリリンモンローはいません笑
明石寺を超えた後、もう1つ峠が見えてきました。七子、歯長ときて今度は鳥なんたら峠。
登りはすぐに終わりました、しかしこういう時はなんだか不安。そう峠という名前が付いているのにすぐに終わるはずがない。つまり下りが長いのでは?と思ったら的中。しかもこの道は謎の歩道無しで下りは70キロでるんじゃないかの急勾配ヘアピンカーブ。手はブレーキをずっとかけていました
トンネルも歩道がなければ危険度マックス
車は70キロくらい出してます。法定速度守ろう!
恐怖の下り坂を終えると大洲市に入ります。この大洲市はけっこう面白そうなところだったんですが…残念ながら先に進みました、今回は下灘駅も見れなかったし残念
10キロほど漕ぐと道の駅が見えてきました。
この道の駅今までで一番地域密着型、商品は町で作られたものしか出さないという徹底ぶり、しかし品揃えは独特で非常に面白いです
奥の橋を渡ると公園がありほとんどキャンプ場のようなとこだったのでそこの東屋で就寝
この日記を書きながら俺は思い出していた
88番での会話を
「ここですね、44番と45番。ここが最後の難所でしょう」
「そうですね…どちらも山の頂上ですか…」
「大変ですけど、どちらも凄いですよ景色も境内も」
「ここまで来てる俺ならなんとかできるでしょうね」