日本一周70日目〜とんぼ返り〜
出会ったチャリダーそうくん撮影七子峠最高点にて
6時半パッチリと目がさめる、体は不思議と軽い。昨日100キロほど漕いだというのに俺の体は頑丈すぎるぞ
そうくんと駄弁りながらゆっくり準備をして9時ごろに道の駅を出た。道の駅から四万十川までは昨日の道が嘘のようにアップダウンもなくのどかな海沿いを走る。こういう道がずっと続けばいいのに
アップダウンがないと言ったがあることはある
そうくんは荷物をほとんど積んでおらず重さで言えば俺の半分ほど、それゆえか坂もスイスイ登っていくし下りも抵抗がないためか早い。途中俺の自転車の異変に気付いた自転車店勤務のそうくんが軽く整備してくれた。変速ギアの調子が悪かったのだが綺麗に治してくれた、これも何かの運命なのかな
四万十川までの10キロほどを2人で漕いでから四万十川でお別れ、旅は一期一会がとにかく多くいろんな人に出会えるためいろんな価値観に出会える。寂しいけど別れは必ずくる
四万十川、上流はものすごく綺麗らしい
そうくんと別れてすぐ若いバックパッカーとすれ違う。普通ならここで終わりだが、ここで終われば2度と会うことはないので戻って話しかけてみると北海道一周なども自転車でこなしていた人だった。今は逆打ちでお遍路中とのこと
「なんで自転車じゃないんですか??」
「自転車は飽きたから。なんか歩いてみたかった」
さすが旅人は自由気まま、とかいう俺もこの四国遍路で一旦自転車を置き次の夏休みは歩きで旅をするつもり。いろいろ話を聞いて参考にさせてもらった
旅人のリュック、かっこよすぎ
ここからはとにかく足摺岬に向かってグワングワンにアップダウンが多い道をただひたすら漕いでいく
さすが四国は川も綺麗
トンネルもあるが、やっぱりきつい
最後の足摺岬周辺は特にアップダウンが厳しく登っては下り登っては下りと、さすが修行の地高知の中でも遍路泣かせと言われるだけはある
足摺岬直前になってくると植物が増え始め植物園も見えてくる。その植物園の隣が四国最南端札所金剛福寺だ
植物のトンネル、自然の光は気持ちがいい
38番札所金剛福寺、ここまで本当に大変だったので喜びも大きい
境内には亀が。ここと鶴林寺の御朱印は鶴と亀のため長寿の御利益があると有名
境内は今までにない雰囲気、庭園をイメージしているのかな?豊富な植物が落ち着きのある雰囲気を醸し出していて最高
せっかくここまで来たので足摺岬も観光
岬はここから大陸が始まっているんだなと感じるには1番の場所。北海道一周の時から大好き
住職に次の39番への道を聞いてみると四万十川まで帰ってそこから左のほうに行くのが一番最短だと言われた。まさかのとんぼ返りだったが背に腹は変えられないのでとんぼ返り決行
とりあえず途中の広場で今日はもう寝ることにした。スーパーで安売りされてた明太子と大量のご飯で腹を膨らまして就寝
チラッとゴキが見えたけどそんなこと気にしてたらねれないので無視